30日間、何かしらを書く。頭の整理のためだ。あと、毎日を違う毎日にするためだ。ただ過ごすだけだと、本当に時間が過ぎていく。息をしているようでしていない。
俺はゴキブリが至極苦手で、夏の夜に散歩していて奴らが横切るのが、嫌だ。けれども今日は構わず走り抜けられたから、ヨシとする。
昨日はめっちゃ大事な接待があり、会社の存亡がかかっている、くらいのものだった。会計も見たことがないくらいのものになっていて、そして社長と専務があり得ないほどゲロを吐いていた。人間、こんなに体内から液体が出るのかと思った。凄く色々とたいへんで、家に着いた頃には深夜になっていたのだけれど、やっぱり俺はこういう目が回るような毎日を過ごしたかったのだと、気付く。
自分で何かを始めることは凄く苦しい。責任が段違いだし、毎日逃げ出したくなる。自分以外、どこにも逃げ場なんてないのに。けれど、やっぱりそれは根源的な喜びに結びついていて、人間は大昔その日暮らしをして狩りして採集していたのだから、まあ、実は不安定な方が身体のリズムに合っているのではないかと本気で思う。
企業は利潤を上げる為に"仕方なく(この点が重要)"人を雇用しているのであって、最終的にはインセンティブは企業の存続のみに存在する。物心両面だとか、社員の給料を上げるとか、色々美辞麗句はあるが、やはりそれも会社の為になるからであり、本質的には変わらない。
つまり、雇用を通じた自己実現とか全部まやかしなんじゃないかと思っている。仕事は結局自分で見つけて己の力のみで作るものであり、結局は生まれてきた意味の実現という、動的プロセスこそが仕事なのではないか、と思う。だからサラリーマンが仕事、とかいうことにずっと疑問を覚えている。やり甲斐とか夢中になれるタスクはあるだろうけど、でも不安定さ引き換えに自由と裁量を得てすることこそが、本当に仕事、と呼べるものじゃないかなあ。
魂に薪をくべて燃やすに値する行為。僕は、それをずっと追い求め続けている。とりあえず、9/30に法人登記することに決めた。あとは、その余白を埋める為に駆け抜ける。