友が東京へ旅立つ。思ったよりもショックを受けている。また、一人関西から消えていく。
気軽に仕事終わりに飲みに行ったり、休みの日にふらっと山に登れなくなるのは、少し寂しい。5月に近畿最高峰に登るとか言いつつ、やらなかったことを後悔している。やはり、きちんと、すぐにやるべきだ。
そして、大栄転なので素直に喜ばしいし、めでたい。おめでとう。苦しんでいたのを見てきたから、なんだかこちらも込み上げてくるものがある。それと共に、遠いところへ行ってしまうのではないか、というざわつきもある。
さらに、すぐに引っ越す必要があるらしく、送別として飲みに行くのも難しそうだ。それにしても、急だ。
確実に色々なことが変わりつつある。音がする。やっぱり、生きていること自体が全ての正解だ。シンプルに無駄な遠回りもある。やらなくていい苦労もある。全部が糧になったりするわけではないし、ただどうにもならない時間は普通にある。けれど、生きているだけで全部正解になる。意味付けをする必要もない。ただ、シンプルに息をする。ただそれだけでいい。今ここにいる。それだけが本物の肯定になって、世界のど真ん中にドスン、と音を立てて落ちていく。
いきなり高知までレンタカーをカッ飛ばして競馬を観に行ったり、チャリで3日かけて東京まで行ったり、歩いて六甲を超えて有馬温泉に行ったり、色んなことをした。懐かしい。仕事の内容的に、もうそうしてふらっと色んな無茶をして楽しく過ごすことはできないかもしれない。うーん、結構寂しい。
2018年からこうして書き続けているわけだけど、いま、明確に節目だなと思う。シンプルなバカで向こう見ずに爆散した20代前半と、ただ沼にスタックしていた半ば。そしていま、後半戦だ。昔の色んなことが光っていて、まぶしい。光の束になっている。いまは一瞬暗いけれど、多分ずっとずっと歩き続けていたらまた、新しいものが見える。ピンク色のロバとか、マヨネーズの中を泳ぐリンゴとか、存在すら想像できなかった色々が。
めちゃくちゃ寂しい。けど、俺も自分の欲求そのままを爆発させて生きていこうと思う!元気が出た、ハラの底から!
小1から出会って21年、ありがとうな。
そして、めちゃくちゃ頑張れ!!
(2025.7.9)