チューリップを拾って、ババリンドロスクブリリンドルクに行く。バチの赤鬼で決められた濡れ衣に、覆い被さった花粉。食べられた食器と、洗いたての
とかげ
鼻から出てきたのはちくわで、名前は、ハナムコ。ハナムコはとても元気だった。どれくらい元気だったかというと、それはもう空をビュンビュン飛び回っていたし。滑り台でも滑ったし。まあ、何も言うことはない、ジョリジョリさんが言った。ジョリジョリさんがなぜジョリジョリかというと、誰も、ジョリジョリを知らないからだ。もう、この世には、王はいない。王は英語で、エエゴォ。エエゴォエエゴォ音が鳴って、もう、この世は、終わりだ。
世界のはじまり
世界が始まりました。それではいきまーす!舞台は、ソチ、五輪。めちゃくちゃ多くの観客がいて、すごい数の審査員がいる。毎年毎年審査員の増殖は止まらなくて、もう、メッポウ寸前。メッポウとは、つまり滅亡のことだ。飛び込み台から、ジャンプ。美しい曲線を描き___。
夕ご飯
世界がはじまって、次は、昼飯。田中が言う。あー。昼飯くいてー。次は、加藤が言います。あー。すごく昼飯くいてー。次は、学級委員長の元長が言います。あー。すごく規律通り昼飯がくいてー。その次は、諦められた方の田中が、とても大きな声で、普段から気になっている佐藤さんに向かって、それはそれはもうとてつもなく大きな声で、言いました。あー。
なにもありませんでした。
ミンミンみんなセミになって、終わりました。よく、終わるのです。ムンムン。ムシムシ。ムリムリ。ムガムガ。ムチュムチュ。ムリムリ。もう無理もう無理。もう無理です。やっぱ佐藤さんが言ったんですよね。私は止めたんですけど…。え?ほんとに?責任?え?砂糖?佐藤?あこっちか。責任?え?ほんとに?責任?え?ほんと?責任?砂糖?佐藤?あこっちか。
まちたま