物運んでばかりの人生

めっちゃ物運んでる。ここ一年ずっと。

家から和歌山の宿舎に炊飯器やら大量の荷物を運んだ。そこから一週間足らずで、そこから全部荷物背負って大阪まで運んだ。そいで、そっから借りてるホステルまで一部荷物運ぶ。そんで、またそこから実家まで荷物運ぶ。

めっちゃ荷物運んでる。今日はちょっと泣きそうになって。おれなんでこんなに荷物運んでんだろ。背負って、降ろしての繰り返しだ。京都にいたときも三年で何回も引っ越しして、その度に運んで運んで運びまくった。もうこういうことを続けていくのしかないのかもしれない。

いっつも肩に重たいカバンを引っ掛けている。食い込む力に歯を食いしばりながら、ヒイヒイ言う。そうすることが、まあ根底では好きなんだろう。ただ、もう歯を食いしばるために歯を食いしばることはしたくはない。縛った先に、山が広がっていてほしい。横に、スーッと広がっていく山脈だ。

この二十代半ばという時間は、固まりかけのぬかるみのようだ。続く。どこまでもねばねばしている。ま、めげないことだ。

めげずに!

(2024/5/24)