文章が書けなくなった。自分でもビックリするくらい文章が、書けない。本当に、ビックリしている。
あれ？書ける気がしてきたかも？どうだろ？なんもわからん。
なんとなく、頭が重い。重いから、書けない。今まではおかしいと思うことを言語化したり、ようわからん心の内を率直に文字に起こすことに気持ちよさを感じてきた。硬直からの解放。思考を文にすることで、世界が変わる。楔を打ち込むことができる。捉えどころのないものを、言語で、射止めることができる。その時の快感・幸福はすさまじいものだ。何かを書いているときは、自由だ。
ええと、文が書けない、悲しい、みたいな日々があまりにも長く（一年以上）続いていたものだから、その嘆きを書きつけようとしたのだがなんかイケる気がしてきた。
イケる気がしてきたとたん、イケない気がしてきた。なんもわからん。とりあえず、いま精神に弾力が無いというか、自分の中から何も生まれてこない。それに対する焦りが常にあって、日々生きているだけで消耗するといった状況になっていた。でも最近人と会う機会が増え、だんだんと自分が戻ってきた。今までは自分が消失していた。意識はあるんだけど、入れ物の身体をなんとなく操縦している、なんとなくの、おそらくは存在しない自我。そういう感じだ。多分何言ってるか伝わらんと思うが…。ありがちな結論かもしれないけど、やっぱり孤独の代償は大きすぎる。人はやはり適度に人と接した方がよい。
それも、よき人々と。
こんな、どこかの自己啓発本のような結論に、なんだかよくわからない回り道をしてたどり着いてしまった。もう23歳なのに…。こんな結論を人の目に晒すのもとても恥ずかしいのだが、今までは変なプライドと鎧で身を固めすぎていたように思う。だから、手始めにありのままを、適当なままを出すことにした。ウケなきゃ、整えなきゃ、まとまらなきゃ。ずっとそんなことを考えていたけれど、まあ、諦めましょう。適当に、そのままとりあえずやりましょう。ここが、あなたの分岐点です。あきらめ、適当に水の流れに身を任せるしかないのです。
ああ、書けば書くほど自己啓発みたいになってきたヤになるので、この辺で終わっておこう。明日休みなんだけど、何をしようか。まあ、何もしないでおくか。
(2021.6.9)
