軽い

身体が軽い。すこぶる軽い。

会社で大掃除をした。窓を開けての掃除だ。皆で何かをすることは、やはり楽しい。職場は好きだ。ドライな所が、肌に合う。

帰る。年末だ。休みが嬉しいような、そうでもないような。何よりも一年が終わる。そのことが、まあ、なんとも言えない。

時間がわからなくなる。どこからやってきて、どこに行くのか。微妙な感じだ。早いとも遅いともいえない。ただ、終わったなと思う。

いまはホバリングしている。身体の芯が、きちんと自分の中を貫いている。だからこそ軽い。やどり木に、停まっている。やどっている。

なんだかんだ、労働という行為を始めて、一年以上が経つ。なんだか、もっと早くここまで来れた気もする。やはり、言えるのは、人の言うことなど聞いてはいけない、ということだ。より正確にはその道に居ない人間の発言は全て無視することが、本当に唯一の正解だ。

ひとの言うことを聞かないで、後悔したことが、本当に無い。聞かなくて良かったと思うことばかりだ。

今年は人にあまり会わないでおこう。いまは、ギュッと、堪える期間だ。ユートピアを出て、孤独になる時間というのが僕には必要だった。そしてそれは正解だった。だけれども、そんな世界での過ごし方なんて少しも分かっていなかった。色々と迷った。けどまあ、なんとかなっている。ひとりで、過ごしてみる。軽い。なんだか宙に浮かんでしまいそうだ。

f:id:kirimanjyaro7:20241227213939j:image