デカい穴

ずるずると引きづられそうなので、これで一旦デカい穴への言及は終えたい

 

愛おしい青春の日々でした。あんなに煮詰まって、極限まで凝縮された日々はもう来ないだろう。今になって、めちゃくちゃ泣けてきた。昨日は徹夜で、徹掃除で、そのままアホみたいに重い荷物持って移動して事務手続き終えた。感慨が湧く暇もなく。

 

でまいまめちゃくちゃ寂しい。この2年の人生の全部だったのに。色んな人と過ごせた毎日だったけれど、これからはひとり。いま沖縄の快活クラブで泣いてる。

 

最終日。ひとりひとり、帰っていって。なんか、無理だった。寂しすぎる。特に開店当初から、ほぼ毎日来てくれてたひとたちが帰ったときマジで無理だった。キツすぎ。遠ざかっていく背中。もうしばらく会わんのだろうな。カウンターの中から、穏やかに流れる時間。適当なはなし。適当な会計。たまに起こる謎の盛り上がり。全てが愛おしくて。だめだ。涙が止まらない。いきなり実感が湧いてきた。しばらく京都には帰れない。濃すぎる。ずっと続くと本気で思ってた。もうカウンターの中からあの風景が見られないの無理すぎる。あの、凝縮された、煮詰まった時間は過ごせない。涙止まんない。マジで無理だ。

 

でも、京都を出て、色んなことをしたいのも事実だ。ユートピアを出るときはくるし、ずっと続くものはない。でも、あの、どろっとした、ときの流れが早いような止まったような、どうにもならない時間がたまらなく愛おしい。自分は何もできなくて、美味い酒が作れるわけでも、特別話がうまいわけでもないのに、いろんな人がねぎらってくれて、本当に嬉しい。生きていてよかったし、頭があがんない。だめだ。無理すぎる。もっとスマートにまとめてキリッとカッコつけたかったんだけど、マジで無理だ。

 

最高に愛おしい日々でした。人生でこれに匹敵する日々はもう来ないのだろうな。

 

ありがとう、デカい穴。 

 

ありがとう、来てくれた全ての人たち。

 

そしてまたどこかで!