近鉄に乗って名古屋に行った。競馬場へ行くためだ。
いま、とある商業施設で通訳の契約社員として働いている。給料は良いし、違法な残業やパワハラといったものもない。きっちり休憩があり、基本定時で帰れる。通訳という仕事の性質上初対面の外国人と話すわけであり、最初の頃はもちろん緊張した。覚えることも多々ある。しかし最初の山場を超えると慣れる。大声でアナウンスもできるようになる。そして、特に業務量が多いわけでもないので、一度慣れて覚えてしまうとあとはルーティンをこなすだけになる。しかし、だ。固まってくるとブチ壊したくなる。
慣れてただ毎日同じことをこなすだけになると、全てをぶっ壊したくなる。
慣れてくると全部ぶっ壊したくなる！
と、いうわけでなぜ己がこんなにも競馬に行きたくなるのかと言えば、瀉血のようなものだろうと思う。毎日ちまちま突っ立って適当に喋ってカネを貰うことに対する、血抜き。そうして得たカネを無駄に、吐き出したい。そういった欲求がある。
しかし、割と勝ってしまった。プラス8000円くらい。まあ、増える分にはいいだろう。競馬はたまにお金が増えるからいい趣味だな。適当に駅前でまぜそばを食った。マクドナルドに入って、マンゴスムージーを頼むと500円もした。
高え、と思ったが瀉血なのでヨシとする。
(2024.1.31)
